三毛はリタリン依存という、バカなことをやりました。

で、こんなことではイケない、と、リタリンを切ったとたん、寝ころんでいることしか出来なくなりました。
でも、普通のウツと違うのは、気分は明るく、同室の人といっぱいお喋りをしてました。

リタリン依存の治療というのは、要するに抗精神病薬とベンゾジアゼピンを、抜くことです。
(つまり、今回厚生労働省がしようとしていることと同じです)

入院し、約3ケ月かけて、徐々に、作用の弱い薬に入れ替えます。
まず、抗不安薬を作用の少し弱いものに入れ替え、1週間不安にさいなまれ、

それがやっと不安がやっと去ってくれたかと思ったら、次の1週間は睡眠薬を作用の弱い薬に入れ替え、1週間全く不眠。

やっと眠れるようになったら、また、抗不安薬を弱い物に入れ替え・・・、

それを4回繰り返して、抗精神病薬も、ベンゾヂアゼピンも全くない処方へと切り替えました。(その時の処方、アタラックス=眠気を催すハズの抗ヒスタミン剤のみ)
抗ヒスタミン剤なんかで、眠れるワケがなく、最後の1ケ月は、全く眠っていません。

眠れなくても、病院という守られた空間では、生きていくことが出来たのですが、そう転して、統合失調症のそれまで普通に暮らしていた患者さん(50才、男性)を発狂させ(ケンカを売ってきたのは、その男性です)、半ば強制的に退院させられ、、、

元のクリニックへ戻った時、老練な主治医が「そううつ病にも使うのだが、テグレトールという薬があって、これは副作用としてとても眠くなる。 これを試してみよう」
1ケ月ぶりに眠れた時の、嬉しかったこと。

リタリン依存になった時、三毛は幸い抗精神病薬は投与されておらず、ベンゾジアゼピン(レキソタン、レンドルミン、もう一つ中時間型睡眠薬)を切っただけです。それでも、これだけ苦しかった。

リタリンに関しては、法律で制限され、今は実際上、手に入らないようになっています。
しかし、平成26年10月から、多剤大量投与に規制がかけられ、そのために三毛と同じような体験をする方が、少なからず、出てくると思います。

あまりに苦しかったら、入院っも考えてみては、と三毛は思うのでありますが、アルコール依存に関しては、専門病棟があちこちにあり、問題なく治療してもらえるのですが、薬物依存に対しては、病院は大変冷たい。

なぜなら、アルコール依存は、患者にアルコールを止める意志がなければ、その内、患者は急性アルコール中毒か、肝硬変などで亡くなるのですが、
ハルシオンやデパスなどの依存に関しては、内科などで不眠を訴え、患者はクスリを手に入れてしまう。
いくら治療しようとしても、ちっとも効果が出ないので、医師としてもやり甲斐がない。

今回の多剤大量投与の規制で、そういう患者=内科や精神科を2~3軒回り、クスリを手に入れる、が出てこなければいいのですが・・・